2012年10月08日

「種」のお話

Guten Tag!かめちゃんです(^^)

今日は、あぴ農園で初の「種まき」をしたのですが、
(後日、副代表:裕子が更新!お楽しみに☆)
それにちなんで・・・、

今回は、本の紹介です。


「タネが危ない」野口勲(2011)日本経済新聞出版社

タイトルからして衝撃的ですね(^_^;)
「何が危ないねん!」って感じがしますよね?

この本では
F1(一代雑種固定種
の比較がされています。

著者は、全国でも珍しい「固定種のみを扱うタネ屋さん」
固定種とは本書によると
自家採種が可能
「何世代も繰り返すことでその土地の環境に適応し、安定していった種」

一方、
F1種は本書によると
自家採種は不可能、一代限り
「現在、雄性不稔(花粉のできない)個体からつくられることが多い」
要は、子孫が残せない種のことです。
ちなみに、現在
スーパーで売られてる野菜やホームセンターで売られてる種、
ほとんどF1だそうです。僕はもちろん、このブログを見てる
みなさんだって毎日食べてるのもおそらくF1です。

今年のあぴ夏合宿で「種ってどこからくるの?」と議題にあがりました。
誰も種についてあまり知らなかったし、
「種がどこの国から輸入されようと、一代限りだから毎年種を買わないといけないだろうと、
日本で育てたら国産なわけだし、そんなに種にこだわらなくてもいいんじゃない?」
といった感じでまとまってしまい僕は「本当にそれでいいのかなぁ?」と
僕は知識がないながらもどこか腑に落ちませんでした(^_^;)

そして最近、本屋で中古でこの本を見つけたので即買い(笑)
たねがあぶない

いろいろ考えさせられる本なので、ぜひ読んでもらいたいですが、
その中で印象的だったのが

「僕(著者)は、F1を決して否定はしないし、人々を養うにはF1は欠かせない。だが、それは市場流通を目的とした産地経営の視点での話だ。」
「自給用野菜、家庭菜園の世界には別の視点と価値観を持ってほしい」
との著者の意見(抜粋・要約しましたが)。

それぞれの主な良い点は、
F1
・大きさがそろいやすい
・育つのが早く、収穫後の日持ちがよい
・特定の病気に耐性をつけやすい
固定種
・味が良い
・自家採種できる
・長期収穫できる

現在のように、流通や外食産業などが発達した時代、
出荷の際、箱詰めに適するよう大きさや品質に工業製品のような「均一さ」が求められます。
それに適したのはF1の技術。
また、野菜の大量生産を可能にしたのもF1の技術。

大手の種苗メーカーが作るF1によって
今の食と農は支えられています。

僕もF1は、今の食において重要だし、不可欠だと思う。

ただ、「そんな子孫を残せない植物ばかりを食べて、わたしたちは大丈夫なの?」
という著者と同じ疑問を抱いたのなら
この本を読んでみることをオススメします。

固定種って、一粒ずつ多様性があり、生育もバラバラで産業には適さないけど
家庭菜園には向くというし、
あぴ農園で固定種の野菜育ててみたいなぁ・・・
と思う今日このごろなのでした(^^)


drecom_apiq03 at 23:36│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字