2013年05月05日
APiQ!!春の農業合宿2013報告
春合宿2013の報告
~糸島巡り編~
どうも!ご無沙汰の、もっちこと萌がお届け致します!(・∀・)
3月25日~30日に行われたAPiQ!!の春合宿のレポです(遅くなってしまいすみません)!
春合宿では、去年から初日に「糸島巡り」をしよう!という計画を入れ、
糸島の名所を訪れることをスケジュールに組み込んでいます!
今回訪問したのは
北伊醤油とつまんでご卵
まずは北伊醤油のレポ♪
創業して117年の北伊醤油さんは、天然醸造でこだわりのお醤油を作る、伝統的なお醤油屋さん。
中に入るとお醤油のよい香りが…(*´∇`*)
参加してくれたあぴっ子たちは、
始めて見る大豆の蒸し器(写真1)や麹菌を発酵させる部屋(写真2)に興味津々
写真1
(約300㎏の大豆。圧力をかけて種麹を混ぜた小麦とミックスします。)
写真2
(麹作りは温度管理が大事。奥に見える白いのは送風するための窓。)
ここでひとつ
(大)豆知識
醤油の別名は何というか知っていますか?
正解は・・・「むらさき」といいます!
その理由は2つの説があり、
①絞りたてのしょうゆの色から
②最高位の紫の服を着ている、お寺のおしょうさんしか食べれない(=高級)なものだったから
どこの家庭にも必ずと言っていいほど食卓に置いてあるお醤油。
昔は高級だったのだとか。
ある子がこんな質問を。
「お醤油の起源ってどういうものだったのですか?」
昔むかしまだ豊かでない時代のある人が、今まで捨てていた味噌の上澄みを
これは使えないか?と思い、料理に使ってみたのが起源だと言われているそうです。
貧しくて、満足に食べることのできない時代。ほんのわずかでも貴重な食材だと、お醤油が生まれた。
「捨てるのはもったいない。」飽食の時代に生まれた私たちにとってそれは、
食のありがたさを感じさせられる1言でもありました。
これを見てください!↓↓
これは、樽です!ここで3~4年かけて菌がタンパク質を食べて分解し、ゆっくりゆっくり美味しい醤油が出来上がってきます。大きな工場で大量生産される醤油は、企業にもよりますがおよそ半年で商品にできるよう醤油を作るそうです。北伊醤油は、四季の温度変化による発酵。山上さんはこれを、お醤油の「奥ゆき」「まろやかさ」と表現します。
そして、お待ちかねの(?)
利き醤油time!(`・ω・´)
色んな種類のお醤油を販売されている北伊醤油さん。ソースやポン酢、そして…醤油プリン!
スプーンでちょっとずつ味見1つ1つ丁寧に説明して下さり、「ほぉ~う、こんな違いがあるのかぁ!」「あ、さっきのよりちょっと濃い!」だとかコメントはいろいろ
今回APiQ!!にして下さったような案内を、いつでも受け入れられている北伊醤油さんは、
地元の人からも、遠くから来られた方々からも信頼と期待をされている醤油屋さん。(あれれ?シャレじゃないですよ。)作る過程をオープンにしていることは、食の安心を得るための1番の方法だと思います。
作る人と食べる人がダイレクトにつながること。それは広告やマスコミなどよりもずーっと信頼できること。
福岡には醤油屋が107社もあり、全国1多いらしい!
醤油の地元愛が強いのだそうです。
たかが醤油。されど醤油。
北伊醤油を訪れて、菌の不思議や醤油ができるまでの手間暇などを感じ、
私たちが普段何気なく使っている醤油の奥深さに気づかされました。
最後に、醤油プリンを片手に、山上さんとご一緒に集合写真!
北伊醤油さん、本当にありがとうございました!
次回はつまんでご卵さんのレポです!お楽しみに!